アーティスト・イン・スタジオ2007
BankART Studio 『Explosion』 オープンプログラム

 

会期:2007年6月22日(金)-28日(木)
   11:30- 21:00
会場:BankART Studio NYK
入場料:無料

オープニングパーティ
2007年6月22日(金)  19:00- 20:30
会場:BankART Studio NYK 1F外周
参加費:500円


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BankART1929のアーティストインスタジオは、アーティストに創作環境を低廉で提供するという目的とともに、街にアーティストを招き、ともに育ち、発信していくプログラムです。最近は地方や海外からのオファーも増加しており、BankART桜荘を生活の場として提供するレジデンスプログラムもスタートしました。
今年度も昨年度と同様、年間のスタジオアーティストを公募、BankART2007企画委員による書類選考を行い、面接の上入居というプロセスをとりました。特に5〜6月期は、通常のスタジオスペースを拡大し、NYK全館を使用。現在、企画作家も含む延べ35チームが、活発に活動を続けています。今回の『Explosion』は、BankART Studioのオープンプログラムであり、普段の制作風景を見ていただくという意図は変わりませんが、『オープン』を越え、各々のアーティストがより積極的にBankARTでの活動の成果を発表する機会という意味も含め名付けました。

[5-6月期アーティストインスタジオ作家]
STUDIO 1:白井美穂(美術)
NYの自身のスタジオそのものをコンテナで輸送することと、桜荘やNYK周辺で進行中の映像プロジェクトをシンクロさせる。BankART桜荘滞在。

STUDIO 2:田中淳一郎+せい (音楽)
発表の場を持ちにくい音楽を発信・受信する場を作る。日々、様々な音の実験を行う。

STUDIO 3:大鹿知子(美術)
新たなモノクローム画面のドローイング作品を制作。 2月期から継続活動。

STUDIO 4:Luise Curham (ルイス・カラム)(美術)
オーストラリアからのレジデンスアーティスト。撮影した8mmフィルムに直接色や傷などをつけて映像作品を制作。BankART桜荘滞在。

STUDIO 5:サンディーズフラスタジオ(ダンス)
毎週土日曜日にフラダンス教室を開催。ホクレア号の横浜寄港に伴い様々なイベントを開催する。

STUDIO 6:横浜を撮る!捕る!獲る!(写真)
BankARTスクールで開講の同名の講座の受講生が、スタジオを拠点に活動。街へでて横浜を撮る。

STUDIO 7:開発好明(美術)
近年は日本とドイツを中心に制作活動を行う。今回は蛍光灯とビデオを用いた作品を展開。「BankART LIfe」出品。BankART桜荘滞在。

STUDIO 8:佐藤暢隆(写真)
スタジオを拠点に横浜と人を撮る。普通の人とはどういったことなのかを写真を撮ることで見つめていく。

STUDIO 9:牛島達治(美術)
『何も生産しない無用の機械たち』を制作。「Landmark project」においてNYK3Fにインスタレーション作品を展開。extended exhibition。

Studio A:丸山純子(美術)
「Landmark project 2」でNYK3Fにビニール袋を素材に花畑のインスタレーションを展開。extended exhibition。「食と現代美術part1〜part3」参加。

Studio B:高橋永二郎(美術)
「Landmark project 2」では、PCで制御された牛の頭や小鳥等で自身のアトリエを構成し、おもちゃ箱のような空間を演出。「食と現代美術part1・2」参加。

Studio C:野老朝雄(美術)
トコロ柄とよばれる模様(図版)の制作を中心に美術、建築、デザインを横断するアーティスト。

Gallery A1:安岐理加(美術)
継続中の折り紙プロジェクトによるインスタレーション作品。発表期間中もワークショップを行い、日々変化していく空間を展開する。

Gallery A2:足立喜一郎(美術)
ノスタルジーを感じさせるような公園にある動物を模した遊具をモチーフに、過剰なリアリティでそれらを再現する作品を制作する。

Gallery A3:谷川まり(美術)
酵母を育てていく様子そのものを展示。また素材を探しに行く記録や日記等も日々更新していく。

Gallery A4:入江清美(美術)
スペインマドリッドでの個展に向けての平面作品を制作。素材はミクストメディア。

Gallery A5:橋村至星(美術)
「テーブルで物食う人々」を主題に大型の絵画作品を制作。11月、六本木九美洞ギャラリーで個展開催予定。

Gallery A6:浅羽昌二(美術)
CTスキャン画像を再構成する要領で、発光しながら運動する立体映像を生成する装置を制作。

Gallery A7:利部志穂(美術)
人と物質とが関わることによって起きる変化を、様々な素材を用いて彫刻作品とする。

Gallery B1:渡邊純子(ダンス)
天井からつり下げた布での空中パフォーマンスとダンスのコラボレーションを行う。小作品を期間中に発表。

Gallery B2:村田峰紀(パフォーマンス)
パフォーマンスとドローイング、横山良平とのユニット「GLAGRA」の活動を展開。6月にBankARTよりDVDを発売。それを記念し24日にNYK3Fにて公演。

Gallery B3:中村恩恵(ダンス)
1991〜1999年ネザーランドダンスシアターに所属。イリ・キリアンの作品に多数出演。2007年横浜に拠点を移し、活動を開始した。

Gallery B4:陽 茂弥(ダンス)
「ねねむ」でカフェライブ出演。「コトダネ」と題したダンス公演を行う。同時進行でソロ作品を制作発表の予定。

Gallery B5:橋本哲勇(美術)
時間や経験や物の「共有」によってコミュニケーションを生むための活動を行う。

NYK hall 1:渡邊聖子(美術)
天女の落下(水面へ、真っすぐに、)について考える。(天女の写真は撮らない。)

NYK hall 2:村上華子(美術)
キノコの形をした大型テルミン〈マシュルミン〉をつくる。

NYK hall 3:中川敏光(美術)
電気を通して音がでる鉛筆を使って、ドローイングと音響作品を制作。

NYK hall 4:吉田和司(美術)
道具で溢れかえった部屋で暮らす為の道具考。

NYK hall 5:奥村昂子(美術)
物に宿る価値の所在を再認識するインスタレーションを制作・発表する。

NYK hall 6:小澤さよ子(美術)
透けて見える布に描いた絵と、その先の支持体に描かれた絵の重ね合わせで空間全体を絵画にする作品を制作。

NYK hall 7:Anthony Cannon Walker(美術)
自身がカウボーイに扮し、文化的なイコンとして様々な職業の人々や状況と共に、記念写真を作品として展開する。 www.walker-art.net

NYK hall 8:皆川俊平(美術)
動物型寝袋と絵画の制作。横浜でリサーチした様々な情報を構成要素として作品に展開。

NYK hall 9:田原照久(美術)
加速度的にIT化していく現代社会の様々な問題をモチーフに、大型のインスタレーション作品を制作する。

NYK Space 1:昂揚座(音楽)
らくだの床ずれ。横浜を中心にフォークの演奏を行う。公開ライブを開催。

NYK Space 2:田中功起(美術)
7月開催ボルタンスキープレゼンツ La Chaine-日仏現代美術交流展に向けての作品を24日から一部公開制作。