‘二人一役’の手法を追求して15年。国内外で高い評価を得ている舞台芸術集団ク・ナウカ。今回の上演作品『アンティゴネ』は、2004年7月1日に、2500年の歴史を持つギリシャ・デルフィの古代競技場で初演されます。 2004年は、ギリシャの三大悲劇作家の一人であるソポクレス生誕2500年にあたります。そこで今回、デルフィのヨーロッパ文化センターがソポクレスをテーマ作家に選び、古代競技場での各国演出家の競演を企画しました。
1929ホールでのワークインプログレスは、ク・ナウカが世界に向けて初日を開けるその前に、本作品の創作プロセスを公開し、多くの方々の意見を反映させて作品を成長させていく試みです。クラシックなたたずまいと端正な美しさを持つ1929ホールを舞台にした「鎮魂の祝祭としての“悲劇”」にご期待下さい。