ヌーヴォー・シルク作品上映
馬車を休めサーカスで道草を食おう!

 
 
 

前衛劇のごとく果敢なシルク・バロック。過激で伝説的なアルカオス。幻視とスローに戯れるシルク・プリューム。
1980年代、新しいサーカスの創生期に結成され、今も活動を続ける3つのカンパニー。彼らのパフォーマンス映像を公開します。フランスでは大人気だけど、なぜか日本ではめったにないレア企画です。普段フル回転している身体や脳を休め、馬車道にできたアートスペースで道草を食ってみませんか。食う内容は豊饒で非合理なスペクタクル。見終わったあとはカフェやバーで油を売る、現代的放浪時間のススメです。

レクチャー
2004年7月24日(土)15:00開演

1929ホール(BankART1929 Yokohama 1F)
【料金】
前売・当日とも一般1000円/学生800円(要証明)

【ナビゲーター】
Le Couple Noir(吉川 守+小栗山麻子)

上映会
2004年7月25日(日)〜31日(土)

1929ギャラリー(BankART1929 Yokohama B1F)
【料金】各プログラム 600円(当日券のみ)

 




Cirque Piume

 
program 1 
シルク・バロック『Ningen』(53分)
シルク・バロック『Troie』(55分)

 

program 2 
アルカオス『Cirque de Caractere』(24分)
シルク・プリューム『Recreation』(87分)

 


 
 
7.25 sun
7.26 mon
7.27 tue
7.28 wed
7.29 thu
7.30 fri
7.31sat
14:00-16:00
program 1
program2
program 1
program 2
program 1
program 2
program 1
16:20-18:20
program2
program 1
program 2
program 1
program 2
program 1
program 2

   

●シルク・バロック(Cirque Baroque)
1987年に結成され(1973年設立のル ピュイ オー ジマージュが前身)、ヌーヴォー・シルクの草分け的存在とされるカンパニー。演劇的文学的要素を打ち出しているのが特徴。その団長クリスチャン・タゲは野毛大道芸、ヘブンアーティスト、三茶 de 大道芸などで大道芸人としても知られている。
・『Ningen』(1998)
三島由紀夫の作品と生涯からインスピレーションを得た作品。ヌーヴォー・シルクと日本文化の豊かな出会いがここに見られる。例えば、剣道の趣でのジャグリングは、新しい武道を見る驚きと、なんともいえないユーモアをかもし出す。
Mise en Scene:Agustin Letelier
・『Troie』(2001)
出典は、ブラッド・ピット主演で話題となっている映画『トロイ』と同じトロイ戦争。国際色豊かなアーティストからはフランス語、英語、スペイン語、日本語がほとばしり、あちらこちらで次々に繰り広げられる伎芸の洪水。
Mise en Scene:Agustin Letelier

 

   

●アルカオス(Archaos)
ピエロ・ビドンとギー・カララにより1984年に設立。アルカオスの誕生について「革命だった」とアーティストたちは語り継ぐ。1995年『Game Over I』ののち、分裂し、現在はギー・カララが演出を手掛けている。
・『Cirque de Caractere』
1980年代後半から『Game Over II』までのクリップ集。バイクやクレーン車と生身の肉体がパワフルな技を交錯させる。衝撃の『Metalclown』ももちろん網羅!

 

   
●シルク・プリューム(Cirque Plume)
フランス・コンテ地方のミュージシャンとパフォーマーが1983年に設立したカンパニー。ブザンソンを本拠地とし、黄色が印象的な1000人規模のテントで興行的にも成功を収めている。音の演出はサーカスの技に負けず劣らずみごとな融合を図る。
・『Recreation』(2001)
スローな音楽と影絵を効果的にコラージュした幻惑的なスペクタクル。一瞬であるはずの夢を永遠に刻む仕掛けとして実現。窒息しそうな加速の時代に抗して、ユーモアと愛情で満ちたテーマを身体と楽器が奏でる。
Un travail collectif autour d’une ecriture:Bernard Kudlak
Composition musicale:Robert Miny
   

 

 


主催:BankART1929/Le Couple Noir 
共催:横浜市 
協力:Archaos・Cirque Baroque・Cirque Plume・角野 淳