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おおだいらまこ「青天#(あおてんじょう)」

横濱ゲートタワーの、とちのき通り沿いから眺めるウィンドウギャラリー「スタートギャラリー」では、今回初めて催した公募により選出された「おおだいらまこ」氏の作品を紹介します。「絵画作品と鑑賞者を含めた展示空間」をテーマに作品制作を続けるおおだいら氏が、スタートギャラリーを舞台につくりだす新しい風景をお楽しみください。


会期 2024年12月6日[金]〜 2025年3月30日[日]
会場 横濱ゲートタワー1F/Start Gallery 2+4


主催:横濱ゲートタワー管理組合 + BankART1929

人生は日々の積み重ねです。日々が際限なく積み重なっていくように、私たちは日々の記録として気軽に際限なく写真を撮るようになりました。私たちはなぜ写真を撮るのでしょうか。私は、自分の中に留めておきたい、忘れたくないという欲望からなのではないかと思います。しかし、写真は目で見たそのままを再現できるわけではありません。ではどうすればその写真をより経験した通りの記録に近づけられるのでしょうか。
本展覧会では、その不完全な記録である写真を、より正しい記録に近づけるための試みとして、スマートフォンに保存されている写真を元に、デジタルとアナログを横断しながら加筆や修正を繰り返し制作した作品を発表します。写真をみて思い出すこと、写真にはうつらないこと、絵に描かないと気付かないこと、それらが重なることで、より正しい記録に近づくのではないかと考えています。

おおだいらまこ

おおだいらまこ
1995年青森県生まれ。「絵画作品と鑑賞者を含めた展示空間」をテーマに作品制作を続ける。絵画の枠組みを拡張しながら、鑑賞者と絵画作品がより良い関係性を築くために鑑賞者が親しみやすい絵画を研究している。最近では鑑賞者の展覧会における作品撮影に興味があり、そこを起点とした作品を制作している。個展「∩頂天-ウチョウテン-」(ギャラリーターンアラウンド/仙台、2024)、中之条ビエンナーレ(中之条/群馬、2021)、第22回グラフィック「1_WALL」展(ガーディアン・ガーデン/東京、2020)など。
https://www.instagram.com/oodaira_mako/



2024年11月27日



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