開講によせて 
 BankART(バンカート)スクールは、横浜・馬車道に残る歴史的建造物を芸術文化に活用したBankART1929のプログラムのひとつとして、2004年4月に開校しました。あつかうジャンルは美術、演劇、映画、音楽、建築、ダンス、写真と幅広く、講師は各ジャンルの第一線で活躍する人たち。子供のためのワークショップから、専門性の高い講座までレベルはさまざまですが、いずれも講師と受講者、あるいは受講者同士の相互交流を重視する現代の寺子屋をめざしています。
 BankARTスクールはまた、銀行だった場所で開かれる「アートスクール」です。それは、だれもが気軽に参加できるアートスクールであり、社会とアートをつなぐスクールであり、さらに、各講座の記録が貯蓄(バンク)されていくスクールでもあります。ここでは講座は口座、受講者は預金者。受講料は戻りませんが、やる気しだいで利子は大きく膨らむことでしょう。
 それにしても、アートはそもそも教えたり教えられたりする(できる)ものでしょうか? BankARTスクールはその問いを、講師も受講者もつねに発し続けてもらいたいと願っています。はっきりいって、これらの講座を受けたところで即戦力にはならないし、なんらかの資格が得られるわけでもありません。アートなどなんの役にも立たない、だからすばらしい!と思える人間が受講されれば、毎回150分は至福の時間が約束されるでしょう。

BankARTスクール校長 村田 真


第五期[2004年度2-3月] スクールの教室は、BankART1929の1929スペースほかになります。   


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山本理顕 室伏次郎 飯田善彦 
青木 淳 高橋 寛・晶子(ワークステーション)
安田博道 宮 晶子 みなとみらい線の建築家たち ほか

「横浜を巡る建築家たち」

2月7日・14日・21日・28日  
3月7日・14日・21日・28日

 

横浜には第一線で活躍する建築家の事務所が数多く存在する。また巨大な都市インフラを個人の建築家が担当したり、都市的なスケールのイベントを建築家がプロデュースする場合も多い。今回のこの講座では、横浜で活躍する建築家たちに焦点をあて、広く開かれたかたちでお話を伺います。

スケジュール
2.7   山本理顕
2.14  安田博道・宮晶子
2.21  早川邦彦
2.28  飯田善彦
3.7   内藤廣
3.14  室伏二郎
3.21  高橋寛・高橋晶子(ワークステーション)
3.28  青木淳



19:30
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中原佑介
「美術は過大評価されている」

2月8日・15日・22日
3月1日・8日・15日・22日・29日

 

 

 

「美術は過大評価されている」というテーマで語りたい。過大評価は美術に期待するところが大きいからでしょう。いったいどういうところを期待しているのか。現代美術は力を失ったといった声もそこからきているのではないか。というわけで、上記のテーマを設定した次第です。

美術評論家。1931年神戸市生まれ。つねに現代美術の第一線で旺盛な論陣をはってきた。ヴェネツィア・ビエンナーレをはじめとする国際展のコミッショナーもつとめ、1970年の「人間と物質」展など数々の企画展を組織。
著書『見ることの神話』『現代芸術入門』『ヒトはなぜ絵を描くのか』など多数。

 



19:30
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21:30
水嶋一江
オリジナル楽器
「ストリングラフィ」を体験しよう!

2月9日・16日・23日
3月2日・9日・16日・23日・30日


*2月2日が16日に変更になりました。


<水嶋一江さんのHPへ 

「ストリングラフィ」はただの新しい楽器ではない。絹糸と紙コップを用いて空間全体をアコースティック楽器に変貌させ、巨大なインスタレーション楽器を身体全体で演奏するという音楽だ。そのサウンドはアブストラクトな軋み音から古楽器のようなビブラートのかからない弦楽器音まで多種多様。イマジネーションを駆使して音楽+美術+ダンスの総合的コンポジションを試みることが出来る。今講座ではストリングラフィの製作方法・チューニング・アンサンブル演奏までを行う。(最終回の発表あり)

音楽家。桐朋学園大学作曲科卒業。カリフォルニア大学作曲科修士課程修了後、数多くの実験的現代音楽の作品を発表。92年糸電話の原理を応用したオリジナル楽器「ストリングラフィ」を考案。以来、ストリングラフィを軸とした舞台作品を制作、国内外のアートフェスに参加。

 



19:30
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21:30

山下 残
ワークショップ
ロダンと放哉とジャズ」

3月8日・10日・15日・17日・
21日(16:30−・5H)・29日・31日

(3月集中)


 

本年度の夏は二つの作品をつくりました。静岡県立美術館でロダンの彫刻をモチーフとした振付作品と京都造形芸術大学内のスタジオで尾崎放哉の自由律俳句をテキストに使用した演出作品です。それらを実演を交えながら紹介するとともに彫刻や文学からの引用でダンス作品をつくる事の可能性をスクール参加者の皆さんと一緒に考えたいと思います。あと最近ジャズに興味を持って、舞台で使おうとするけどなかなか難しいなと思いながらも無理矢理使っている作品の場面なども紹介できたらと思います。

振付家・ダンサー。1970年大阪府生まれ。19才の頃からダンスを始める。95年頃から毎年ひとつのテーマに基づいた作品づくりを行っている。ここ数年は言葉と身体との関係を振付の作業を通して考え取り組んでいる。京都在住。この間、アーティストインスタジオでBankART1929に滞在予定。




19:
30
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21:30

岩渕潤子+α
「21世紀の『アート』とは何か?」

2月4日・11日・18日 ・25日
3月4日・11日・18日・25日

 

今回は「ものの見方-イメージによって喚起される人の感情と記憶」がテーマ。成長の過程で目にした特定の画像を後年見ることによって、一連のできごとがフラッシュバックで脳裏に甦ることがあるが、そうした記憶のトリガーとしてのイメージについて考える。具体的には、主に欧米の近代以後の美術作品を例に、アートと時代、イデオロギー、情報流通の仕組の変化など広範に取り上げていく。ワークショップ形式も採用し、何回かゲスト講師による講義もあり。

美術館運営・管理研究者。カリフォルニア美術工芸大学博士課程修了。NYのホイットニー美術館給費研究員を経て、フィレンツェ、ロンドンで研究を続ける。静岡文化芸術大学文化政策学部助教授。主な著書に『ニューヨーク午前0時 美術館は眠らない』、『美術館で愛を語る』など。横浜市在住




14:30
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小林晴夫
「ヨコハマBゼミブルース」

2月5日・12日・19日 ・26日
3月5日・12日・19日・26日



<BゼミのHPへ



1967年、横浜で現代美術の本格的な学習の場として発足したBゼミ。その37年間の活動記録を基にしたアートドキュメント講座。常に講師陣に、現代美術界の第一線で活躍中の作家を起用し、また幅広い分野からの人材を多く招いてきた。出身者から数多くの新人作家を輩出してきたBゼミが提案してきたコンテンポラリーアートの教育と学習の「奥行き」を探る。

Bゼミラーニングシステム所長。作家。1968年生まれ。Bゼミ(現代美術の学習システム)で1992年からスタッフとして、2001年からは所長としてディレクションをしてきた。作家活動は、2001年個展「雪 - snow」(GALLERIE SOL・東京)グループ展「セゾンアートプログラム・アートイング 東京2001 - 生きられた空間・時間・身体」などがある。


<BankARTスクール後期(2004.10-2005.3)について

過去のスクール<BankARTスクール第一期(2004.4-5)の講師

<BankARTスクール第二期(2004.6-7)の講師
<BankARTスクール第三期(2004.8-9)の講師
<BankARTスクール第四期(2004.10-11)の講師
<BankARTスクール第五期(2004.12-1)の講師

 

■BankART スクールの概要
基本的に週1回、2ヶ月間で全8回。開校時間は19時半から21時半まで(土曜日は14時半から16時半まで)と、社会人や学生、また都内や近隣地域にお住まいの方々にも安心して受講いただける時間帯に設定しました。講義が行われる場所はみなとみらい線馬車道駅(1b出口)と直結しているBankART 1929 Yokohamaになります。

■入学手続きについて 
受講したい講座名、受講希望者のお名前、ご住所、電話番号、メールアドレスをBankART1929まで、メールにてお知らせください。その際に振込先をお知らせいたしますので、受講料、入学金をお振り込みください。入金が確認できた時点で手続き完了となります。定員になり次第、申し込み受付を終了させていただきます。
受講料は、一講座15,000円。はじめての方は入学金3,000円も一緒にお支払いいただきます。また、講座によっては別途材料費や資料代がかかる場合があります。
お申し込みはこちら school@bankart1929.com


■記録について

BankARTスクールでは、どの講座でも必ず記録係を募集します。全ての講義は記録され、あとで何かの形にまとめることを考えています。記録を担当してくださった受講者の方には若干の謝礼をお支払いいたします。

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